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本ページ概要
ママとパパが一緒に取れる育児休業、通称「パパママ育休プラス」を取得すると、パパが育休を取得している期間はママに加えてパパの分も「育児休業給付金」が支給され、かつパパの社会保険料が免除されます。(これで数万円~十数万円節約できることも!) パパママ育休プラスの制度及び給付金について、詳しく解説します。

ママと一緒にパパもとれる、「パパママ育休プラス」はどんな場合に取得できる?

パパママ育休プラスという言葉をご存知でしょうか。

女性が当然の権利として育児休業を取得できることは、やっと浸透してきた感じがありますが、パパの育児休業も法律で認められているため、申請すれば会社は原則育休を取得させなければなりません。

育児休業は(保育園に入園できない等の特別な理由がなければ)子供が1歳になるまでなのですが、パパとママが両方とも育児休業を取得する場合は子供が1歳2ヵ月になるまで育児休業を取得することが出来ます。

但し、次の要件を全て満たす必要があります。

  1. ママが子供の1歳到達日以前に育児休業をしていること
  2. パパの育休開始予定日が、子供の1歳到達日の翌日以降でないこと
  3. パパの育休開始予定日が、ママが育休を開始する前でないこと
  4. パパ・ママそれぞれの育休期間が1年以内であること

※できるだけわかりやすくするために「パパ」「ママ」という言葉を使いましたが法律では性別が書かれているわけではないので、「パパ」と「ママ」逆転してもOKです。

しかしなんでこんなに分かりにくい法律にしたのか謎です…汗

パパママ育休プラスが取れないパターンとは

上記2で記載した1~4の要件がかなりわかりにくいものとなっているため、パパとママが育休を取得できるパターン、NGパターンについて図解してみます。

厚生労働省が想定しているパパママ育休プラスの基本形はこんな感じです。当然、OKパターンです。

続いてこんなパターンもOKです。ママが育休を取得して、少しの間実家で面倒をみて(パパもママも働く)そのあとパパが育休を取得するイメージですね。

さらに、性別が逆転しても(パパが先に育休を取得しても)OK。

じゃあどういう場合に取れないのかというと、次のようなパターンです。

① パパの育休が1歳の誕生日より後に開始するのはNG!

② パパよりママの開始が早いからNG!

※1歳2ヵ月までの育休開始予定日(下記の例だとママ育休開始予定日)が、もう一方が育休を開始する前でないこと、という3の要件を満たしていないからNG

パパが育休を取得している間、パパの育児休業給付金がもらえる

ちなみに、次のような場合、パパママ両方ともが雇用保険から育児休業給付金をもらうことが出来ます。

パパの育児休業給付金の金額は?

では、育児休業給付金はどのくらいもらえるのでしょうか。
育児休業給付金の額は次のように決まっています。

最初の6ヵ月: 休業開始時賃金日額×支給日数×67%
それ以降: 休業開始時賃金日額×支給日数×50%
※休業開始時賃金日額=産休に入る前6ヵ月に支払われた賃金総額÷180

休業開始時賃金日額というのは、だいたい産休前6ヵ月の給料平均額ということですね。それに67%、50%をかけるわけですから、だいたい育休開始前給与の2/3が最初の6ヵ月に、半分がそれ以降に支払われるイメージです。

社会保険料も免除される、パパの育休

パパが育休を取得すると、もう1つ嬉しいことが。
なんと社会保険料(健康保険料+厚生年金保険料)が免除されます。

ご自身の健康保険料、厚生年金保険料の金額合わせて月数万円(金額はもらっている給料によりますが)が、免除されるってすごいことですよね。ボーナス月に育休取得すると十数万円もお得になることもあるのです。

社会保険料って結構高いんですよね…(^^;)

なお、いつからいつまで免除されるのかというと「育休開始月から育休終了日の翌日が属する月の前月まで」です。

育休にかかる社会保険料免除期間…育休開始月から育休終了日の翌日が属する月の前月まで

ここでポイントなのは、育休を開始した日が月の途中でも、社会保険料の免除は日割り計算されず、月単位で免除されるということです。
例えば、育児休業期間4月15日~5月31日であれば、4月及び5月分の保険料が免除されます。

ちなみに、 社会保険料の免除を受けても、健康保険の給付(例えば病気になって会社を休んだ場合の傷病手当金など)は通常どおり受けられますし、また、免除された期間分も将来 の年金額に反映されますのでご安心ください。

産休中の「出産手当金」に関するまとめページはこちら

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